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千葉県は成田山新勝寺というお寺では、断食修行に参加することができます。

僕も参加してきました。3泊4日の断食合宿。

大好きな「食」を改めて見つめ直すために。


成田山新勝寺の断食修行、詳細

病気を患っていたり、薬を服用したりしていない限り、成田山新勝寺では基本的に誰でも断食修行に参加することができます。ただ、ホームページには以下のように書いてありました。

本道場は不動尊信仰に基づく心身鍛練のための道場です。

異なる目的のための入堂は固くお断わりいたします。


異なる目的(出会いとか?)で参加することのないようにしましょう。あくまでも修行なのでね!


断食が初めての人は、2泊3日か3泊4日から選ぶことが可能。僕が行ったときは、参加者のほとんどが3泊でしたね。いや全員だったかも。

料金は、2泊で5000円、3泊で6000円という破格の設定。というのも、他の断食道場は2〜10万円くらい平気でかかりますから。。

なお予約は電話のみで受け付けているようです。


持ち物は、着替え服と洗面用具、目覚まし時計に保険証くらいのものです。食べ物はもちろん、ケータイやパソコンなど電子機器も持ち込み禁止。

だから僕は、道場までの行き方や乗り換え案内などは紙にメモして持っていきました。どうしても行き帰りでケータイを使いたいという人は、道場の人に預かってもらうといいでしょう。

あ、修行中はお風呂に入れません。


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これは初日にもらう「断食者の心得」という掟。守りましょう。


断食道場のようす

断食修行は、成田山新勝寺の山籠道場という場所で実施されます。道場の設備などを紹介。

山籠には最大6人くらいが寝られる畳の部屋があって、一人1つ、布団と小さな机が支給されます。僕のときは1月だったので暖房器具が2つ置いてありました。

外の廊下には本棚があり、主に仏教の本が何十冊も並んでいます!これはかなり有り難かったな。なにせ断食中、やることなくて暇だから。ほんとに。

なお、トイレがウォシュレットなことに驚きました。断食中だから大はほとんど出ないのによ、、


断食初日の行動

断食初日は、道場に行く前に「藤倉クリニック」という病院で検査を受け、診断書をもらう必要があるのです。

クリニックは成田駅と断食道場の間くらいに位置しており、「8時から8時20分の間に受付してね」と予約のときに言われました。

検査といっても尿検査と血圧測定、医師による簡単な診察くらいのもの。料金は3390円です。

晴れて検査に通ったら、診断書を持って成田山新勝寺に向かいましょう。

他の断食参加者も病院に二人いたので、皆で一緒に道場まで歩きました。


断食中の過ごし方

断食中は5時に起床、22時に就寝、そして日に二度の健康チェックを受ける以外は、自由時間です。

何も食べられないし、お寺の境内から出られないという制限下ですが、意外に時間を潰すことはできました。

まず、道場にある本を読む。これだけでも十分ひまは潰せます。

そして敷地内にある図書館や美術館も自由に出入りできるのが嬉しいところ。美術館は500円くらい入場料がかかるのですが、断食者はタダです。

成田山新勝寺はめちゃめちゃ広大なので、敷地内に成田公園があります。池や林の中をのんびり散歩すると空腹が紛れるので、僕はよく歩いてました。

あと任意で、写経や座禅修行に参加することもできます。座禅は、一般の来場者の予約があれば、断食修行者も一緒に参加できるということ。つまり開催されるかどうかは運次第ですね〜


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そうそう、忘れちゃいけないのがこれ。断食中、水道水はいくらでも飲んで良いのですが、飲んだ量を逐一紙にメモしていきましょう。


断食最終日はおかゆのご褒美

4日目の断食最終日の朝は、道場にておかゆを食べさせてもらえます。

おかゆと梅干し、味噌焼きに温かいお茶という質素なメニューではありますが、これをどれだけ待ち望んでいたことか。。

正直おかゆはあまり口に合わなかったのですが(笑)、味噌焼きがおいしすぎました。あと何気にお茶がとても嬉しい。五臓六腑に染み渡るとはこのこと。。

そして朝の8時には道場から退去、という流れであります。

(僕はすぐに成田駅前のコンビニに向かい、肉まんをかっ喰らいました)


初めての断食はつらい?

僕自身、人生で初めての断食だったわけですが、辛かったのかどうか。

結論、辛い時期と楽な時期が波のように襲ってくる、といったところです。

初日〜2日目は倦怠感に苛まれ、歩くのすら辛い瞬間もありました。
そして3日目〜4日目は倦怠感はなくなったのですが、その代わり空腹感や立ちくらみを覚えるように。

何日目にしても、辛い瞬間と楽な瞬間とが交互に襲ってきましたね。

よく聞く、「3日目くらいから楽になってきました!」みたいな感覚ではなかったので、おそらく人によるのでしょう。


断食後の身体の様子と経過観察

断食直後は食べるものや量に気をつけて、だんだんといつもの食事に戻しました。

体調面でいちばん変わったのは、頭や身体が軽くなっている、ということです。心なしか目力も強くなったような気がしました。笑

ちなみに体重は、【断食前58kg→断食後56.5kg】という変化です。減量目的で断食するのはあまり勧められたことではないのですが、しっかり減りました。

そして断食明け翌日に軽い筋トレとランニングをしたら、腕に筋肉痛のような痛みを感じるように。筋力は徐々に取り戻していくしかないですね。

でも体力は衰えておらず、むしろ走りが軽くなりました。まあ実際に体重も軽くなってるしね。


断食後に優しさを取り戻した

そして心の変化。

なんとなくですが、優しくなったような気がしています。世界に対して。

断食は一時的に飢餓状態になるわけですから、むしろイライラしたり攻撃的になったりするかと思っていたんです。でもそうではなくて、優しくなっていました。

おそらくですが、食べ物を始めとしてあらゆる「もの」への執着心が消えたことで、本当に大切なものが見えてきたんだと思います。優しさや助け合いという人の善意をね。あれ、なんかすごく綺麗事を並べてんなあ鬱陶しいなあ。

まあとにかく、優しさを取り戻せてよかったです。そもそも失った覚えはないんだけど。


断食は万人におすすめできるか分からない

と、このように僕にとってはメリットだらけの断食でしたが、皆さんやりましょう!と無責任には言えません。

なぜなら、人によっては歩けないほどの腹痛、頭痛などに襲われる可能性があるからです。

事実、僕と同じ日に断食修行を始めた一人の女性は、3日目の朝にタクシーで帰っていました。2日目から寝込んでいたそうです。

不安な人はまず自分で一日・半日断食をやってみるとか、断食前後の食事にめっちゃ気をつけるとか、負担のないように工夫してみてください。

無理をして体を悪くしたら本末転倒なので、くれぐれもほどほどに!